「ホテルライフを楽しむ」の5回目。今回は関東から外に出ました。軽井沢です。金曜日・土曜日の２日間。
ホテルは、長野県北佐久郡軽井沢町の「ルグラン旧軽井沢」です。
JR軽井沢駅の北口に出て、軽井沢本通りを真っすぐに北上します。１０分くらいゆっくり歩くと通りの右側に面したところにホテルはあります。ホテルから通りをさらに北上すると歩いて５分くらいで旧軽井沢です。
ホテルの場所を説明したところで、今回のテーマです。
今回は「妻の還暦祝いで軽井沢でちょっと贅沢を」です。
私たち２人とも毎日の検温を励行し、コロナワクチン２回目接種後３週間を経過しました。軽井沢の皆さん、数カ月前から予約していた妻の還暦祝いに免じて今回は許してください。
■１日目10:00 チェックイン前にスーパーツルヤで買い出し
前置きが長くなりましたが、JR軽井沢駅に到着した私たちはホテルに向かわず、まずは買い出しです。駅前でタクシーに乗り、スーパーツルヤに向かいます。私はここの常連客。
ツルヤは、長野県と群馬県に約５０のお店があり、創業してから１２０年以上続く老舗のスーパーマーケットです。今回だけではなく、軽井沢にキャンプに来るときも、必ずここで食材の買い出しをしてからキャンプ場に向かいます。
なんでも安いのですが、特に地元でとれた野菜と果物はおすすめ。もうひとつおすすめは安くて美味しい信州ワインです。同じワインがインターネットで買うと倍の値段がついています。そのため、５００台ちかくとまれるお店の駐車場は県外ナンバーでいっぱい。東京、名古屋、新潟方面の車もたくさん。
ということで、妻がたくさん買い物し、ホテル持参用のパンとワイン以外は、お店で段ボールに詰めて宅急便で自宅に送りました。自宅に帰ったら妻の実家や子供たちへにお土産を持参します。
■１日目12:00 ホテルに到着
チェックインまで時間があるので、ホテルに荷物を預けました。写真はホテルの入り口です。
2016年7月にオープンした新しいホテルで４３室のこじんまりしたクラシカルな雰囲気のホテルです。従業員の方々のさわやかな対応がとても良い感じです。
私は、今までご紹介した都市型の大きなラグジュアリーホテルよりも、このルグランのように、全員のホテルスタッフの顔が見えるくらいの大きさのアットホームなホテルが好きです。２日間が楽しみ。
写真は左から、通路のアート展示、フロント、ラウンジ、バーです。
■１日目12:30 旧軽井沢散策
まずは、簡単に軽井沢の歴史にお付き合いください。
避暑地としての軽井沢のスタートは1886年（明治19年）、イギリス人宣教師ショーが避暑に訪れたのが最初だと言われています。その２年後にショーが旧軽井沢の大塚山に別荘を建て友人たちに軽井沢を紹介したため、宣教師の仲間たちの別荘が建ち始め、その後は日本人が避暑に訪れるようになりました。
そして、軽井沢の中心である旧軽井沢商店街は軽井沢銀座と呼ばれるほどの賑わいを帯びてきました。この頃には、ゴルフ場、テニスコート、乗馬等のスポーツ施設も相次いで作られ避暑地としての機能もほぼ現在の原型として出来上がってきた。
そのメインストリートである旧軽井沢銀座通りには、歴史ある教会も多く点在し、豊かな自然の中で異国情緒あふれる軽井沢らしい散策が楽しめます。
前回旧軽井沢にきたときは旧軽井沢銀座通りは行かず、横道にそれて万平通りを散策。大好きなジョンレノンが家族で訪れたクラシックホテル、万平ホテルでランチをしました。
今回は旧軽井沢銀座通りを散策。右の写真は途中でお茶をした「栗庵 風味堂」です。
■１日目13:30 軽井沢会テニスコート
にぎやかな旧軽井沢銀座通りから静かな横道ショー通りに入ります。
３分くらい歩くと軽井沢会テニスコートが見えてきました。
上皇上皇后両陛下が出会われたテニスコートです。
1957年（昭和32年）8月19日、軽井沢国際テニストーナメントに出場していた明人親王は、日清製粉の会長のご令嬢の正田美智子様と出会います。
テニスを通じて親交を深め、1年余りの交際ののち翌年11月27日に婚約を発表。天皇に即位してからも幾度か軽井沢会テニスコートでプレイしていらっしゃいます。
今まで映像では、お二人がテニスをしていらっしゃる場面は何度も拝見してきましたが、お二人がプレーした本物のコートを見ることができ感激。今回の旅行で一番訪問したかった憧れの場所です。ところで会員ではない私は、ここでプレーをすることは可能なのでしょうか？（私は今、毎週テニスで汗を流しています）
■１日目14:30 ホテルにチェックイン
高原の天気は変わりやすい。ちょっと強めの雨が降ってきたので、ホテルに飛び込みました。チェックイン可能な15:00には少し早かったのですが、部屋に入れていただきました。妻の還暦を伝えてあったので、「還暦おめでとうございます。３階の落ち着いた部屋をご用意させていただいています」といううれしい配慮。
■１日目17:00 星野リゾート 軽井沢ホテルブレストンコート到着
ホテルからタクシーに乗って中山道を西に１５分。中軽井沢交差点を右折して日本ロマンチック街道を北上し５～６分。緑鮮やかな森の中の軽井沢ホテルブレストンコートに到着。
今回の還暦祝いのメインのイベント。ホテルの中にあるレストラン「ユカワタン」での食事。ここは、妻がずっと前から行ってみたいと話していたあこがれのフランス料理のレストランです。夢がかなって「うれしい！」それを見ている私も「うれしい！」
ここで結婚式をあげるのが多くの方々の憧れなのでしょう。敷地内には軽井沢高原牧場、石の教会 内村鑑三記念堂や１３のパーティー会場が充実しているとのこと。たくさんの新郎新婦の姿を拝見しました。
写真はホテルのロビー。
■１日目17:30 ユカワタンでフレンチを堪能
今回の旅行のメインのイベント、妻の還暦を祝いフレンチのフルコースの夕食です。
落ち着いた森の中にあるレストラン。
「還暦おめでとう。乾杯！！」
■コース料理です。いただきま～す。
■１日目20:00 コース料理終了。
ごちそうさまでした。
気がつくと外は日が落ちて、レストランの庭は控えめなイルミネーションが綺麗。
私たちは、ルグラン旧軽井沢に戻りました。一日お疲れ様でした。
■２日目7:30 Arpeggioで朝食
大きなホテルだと、朝食会場のビュッフェが混雑しているので、私は苦手です。
料理をとるのに順番待ちをして列に並んでいると反対側からも列に並ぶ人がいたり。また、料理をお盆にのせて自分のテーブルに戻ろうとするときも、他のお客さまとぶつかりそうになったり。通路で小さなこどもがはしゃいでいたりすることも。
このホテルは、同じ時間にお客さまが集中しても、４３室しかないこじんまりしたホテルなので、朝食会場はゆったりと落ち着いています。
食事が終わって食後のコーヒーを飲みながら、自分がスケッチしたのではないかと思われる絵をテーブルの上に並べてご覧になっているお客さまもいらっしゃいました。
昨日ご自身が描いた絵でしょうか？時間がゆっくり流れている感じ。こんな光景、軽井沢らしいですね。このホテルとっても気に入りました。また来ます！
■２日目12:00 チェックアウト
ルグラン軽井沢さん、ありがとうございました。
さわやかな天気の中、軽井沢本通りをまっすぐ南下します。１５分くらい歩いて軽井沢駅北口に到着。
■１日目12:30 軽井沢アウトレット散策
軽井沢駅南口を出ると目の前に軽井沢アウトレットがあります。
予約している電車まで時間があるので、アウトレットを散策。
正式には、軽井沢プリンスショッピングプラザといいます。約２４０の店が入っていて、おそらく国内のアウトレットでは一番大きいのでは？
愛犬を連れてきている方がたくさんいらっしゃいます。ペットエリアやドックランも充実しています。うちのリーベ君が生きていたら連れてきたかったのに。
ここは、軽井沢でのキャンプやスキーの帰りなどに何度か来ています。１０年くらい前はずいぶん安いお得な商品がたくさんあったような記憶があるのですが、最近は今一つかな。
とはいえせっかく来たので、ラルフローレンで妻が私に黄色のポロシャツを買ってくれました。ありがとう！
電車の時間なので帰ります。２日間楽しかった。お疲れ様でした。
