ホテルライフを楽しむ

ホテルの利用体験や感想を皆さんと共有したいと思います

ホテルライフを楽しむ(東京プリンスホテル)

 

 「ホテルライフを楽しむ」の4回目。東京都港区芝公園の「東京プリンスホテル」です。今回は仕事は早退していませんよ。土曜日&日曜日1泊2日のホテルライフです。
過去3回のテーマは、「なんにもしない2日間、心と体を癒す」でしたが、今回のテーマはちょっとだけ違います。
「ホテルのおとなりのパワースポットを散策、かわいいお地蔵さんに心と体が癒される」です。


■ホテルをちょっとだけご紹介

今回は、東京プリンスホテルの歴史に敬意を表して、簡単にホテルのご紹介をします。1964年10月に開催される東京オリンピックに合わせて徳川将軍家墓所の跡地に1964年の9月1日に開業しました。
東京オリンピックは、アジア初のオリンピックとして世界93の国と地域が参加した過去最大規模の大会で、それに合わせて世界中の人々に、心からくつろいでもらえるホテルを目指して誕生したのが東京プリンスホテルでした。
最近開業している新しいホテルに比べて東京プリンスホテルは、落ち着いた雰囲気で、懐かしさと歴史と風格が感じられ心からほっとする大好きなホテルです。



■1日目11:30 ホテルに到着

チェックインは15:00と聞いていたので、ホテルに荷物を預けて、増上寺と東京タワーを見学するつもりでホテルのフロントに寄りました。フリントスタッフのRさんに名前を伝えてチェックインの時間を訊くと、フロントチーフマネージャーのKさんが「チェックインができるかどうか確認いたします。少々お待ちください」とおっしゃいました。フリントスタッフのRさんがその場を離れ3分ほどして戻ってこられました。「15分お待ちいただければ、至急ご準備いたします」との返答。もちろん「お願いします」とお伝えし、チェックインすることができました。
Kさん、Rさん、ベルパーソンの方、皆さんどなたも心のこもったとても感じが良い対応をしてくださいました。
これは、単にスタッフの教育が徹底しているというマニュアルやスキルレベルにとどまらず、「お客さまに快適なホテルライフを楽しんでいただきたい」という気持ちからにじみ出たホスピタリティをお持ちなのではないかと感じました。
企業の中の教育部門で仕事をしてる私にとって、気づきと学びを得ることのできた体験でした。

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■1日目11:50チェックイン

東京タワーが正面に見える最上階10階の部屋です。ライトアップされた夜の東京タワーが楽しみ!!


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■1日目13:00 ル・パン・コティディアン

夕食は外食をしないで、ホテルの部屋の中で食べることにしています。
夕食の調達のため、まずはホテルの敷地内にあるベーカリーショップ&レストランで買い物。ベルギー発祥のお店で、オーガニック小麦を使用したパンを中心に、良質な食材にこだわっているとのことです。お店に入ると美味しそうなクロワッサンの香りが!
私は、パンの中ではクロワッサンが一番好きです。
最近ははまっているのは、ちょっと前に会員になったコストコのクロワッサン。12個入って約900円です。しかも美味しい。コスパはどうですか?
妻が買ったのは、妻が好きなハード系のパンと私の好きなクロワッサンです。


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■1日目13:30 増上寺

ホテルのとなりが増上寺です。
開山から600年以上の歴史をもつ浄土宗の七大本山の一つです。1590年、関ヶ原の戦いの10年前、徳川家康公が関東を治めるようになってまもなく、徳川家の菩提寺となりました。家康公は1616年、自分の葬儀は増上寺で行うようにと遺言を残し、75歳で亡くなられました。
中央の写真が大殿(だいでん)本堂、右の写真が大殿の中です。大殿の中には本尊「木造阿弥陀如来坐像」が中央に安置され、その両脇に法然上人と善導大師が鎮座しています。
今日は小雨がぱらついているからでしょうか。大殿前にいらっしゃる参拝客はほんの数人でした。大殿前で傘をさしているのは私の妻です。
SNSが普及してからは、東京タワーをバックにお寺の建築物を撮影するため、お寺にいらっしゃる方が増えたようです。しかし、撮影だけしてきちんと参拝するケースはまれとのこと。せっかくこんなに歴史のある立派なお寺に来ているのに残念ですね。
私たち夫婦は、大殿(だいでん)のご本尊に手を合わせ、“南無阿弥陀仏”。


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■1日目14:00 千躰(せんたい)子育地蔵尊

本殿を右に進むと鮮やかな色の千躰子育地蔵尊が見えてきます。かわいいお地蔵さんが赤いニットの帽子をかぶり風車をもっています。子供の健康と成長を願って安置されたお地蔵さんです。手を合わせて「健康で元気に育ってね」
東京タワーに向かってあるいていく途中ずっと、お地蔵さんの列がずっとこちらを見ています。名前の千躰(せんたい)以上の1300のお地蔵さんがいらっしゃるそうです。
心も体も癒されています(現在進行形で)。


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■1日目14:30 鋳抜門(いぬきもん)

お地蔵さんの列を東京タワーに向かって歩いていくと、左側に鋳抜門があります。徳川家の菩提寺は、ここ芝の増上寺と同じ都内の上野の寛永寺です。
徳川将軍2代秀忠、6代家宣、7代家継、9代家重、12代家慶、14代家茂の6人が眠っています。14代家茂夫人皇女和宮も。和宮といえば、有栖川宮熾仁親王という婚約者がいながら、幕末の動乱を収めるために「公武合体」の象徴として家茂に嫁いでこられ天皇の妹様です。
お墓の入り口にある門が鋳抜門(いぬきもん)。青銅製の扉に左右5個づつの葵の御紋、両脇には昇り龍・下り龍が鋳抜かれています。
徳川の歴史に思いをはせ、静かに手を合わせます。
今回は時間が過ぎていてお墓を見ることはできませんでしたので、次回は必ず直接拝観させていただきます。


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■1日目15:00 東京タワー

増上寺の敷地を出ると目の前にそびえたつ東京タワー。レトロな雰囲気のタワーを見ると、つい思い出してしまうのが、ウルトラマンシリーズでの怪獣とのツーショット。ガラモンをはじめ怪獣たちに何回も壊されているのです。そのたびごとに再建しています。ちなみに私にとってのウルトラマンシリーズは、ウルトラQからウルトラマンA(エース)までです。これでだいたい年代がわかりますね。
タワーには上らず、東京タワーフットタウン2Fのモスバーガーで夕食を購入。
写真は鋳抜門の横の道から見た東京タワーです。


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■1日目16:00 ホテルに戻ってシャワー&夕食

ホテルの部屋に戻ってシャワーをあびて一服、そしてル・パン・コティディアンで買ったパンとモスバーガーで買ったハンバーガーとフライドポテトで乾杯。妻は赤ワイン、私は芋焼酎のロック。
日が落ちると東京タワーがライトアップ。霧雨が降っているためタワーの上の方は霧にぼやけて幻想的です。


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■1日目12:00(0:00)1日お疲れ様でした

夕食後、ひと眠りして目が覚めたら0:00少し前。
焼酎をちびちびやりなはら深夜の東京タワーを眺めていたら0:00ちょうど。東京タワーのライトが消えました。改めて「おやすみなさい」


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■2日目7:30 朝食会場ブッフェダイニング・ポルト

和定食です。大好きな納豆はありませんでしたが、全体的に上品は味付けでとても美味しかったです。お酒を飲んだ翌日のみそ汁は最高です。
1泊朝食付、2人で12,600円はどうですか?妻はお得なプランを見つけるのが上手。
今回のテーマは「ホテルのおとなりのパワースポットを散策、かわいいお地蔵さんに心と体が癒される」でした。
過去4回のホテルライフの中では、満足度一番です。
次回は、是非徳川家のお墓を拝観させていただきたいと思います。